山本釉未の中学高校は?富士山女子駅伝で区間新の経歴と進路まとめ
山本釉未選手(やまもと ゆうみ)が富士山女子駅伝で衝撃の区間新記録を叩き出しましたが、彼女の中学や高校などの経歴をご存知でしょうか?
そこでこちらの記事では、立命館大学の山本釉未選手の中学・高校時代の伝説的な走りや、なぜ大分から京都へ進路を選んだのか?
その感動的な上京の理由まで徹底的にまとめていきます。
- 山本釉未の出身中学・高校はどこ?
- 富士山女子駅伝での区間新記録の詳細は?
- 大分から京都へ上京した「泣ける理由」とは?
- かわいい画像やWiki風プロフィール
Contents
山本釉未の現在は立命館大学の期待の星!
結論から申し上げますと、山本釉未選手は現在、名門・立命館大学の「スーパールーキー」として、大学女子駅伝界を席巻している期待の星です!
2024年度のシーズンにおいて、大学三大駅伝と呼ばれる主要大会で「区間新記録」を連発し、チームの優勝に大きく貢献しました。
1年生ながらエース級の活躍を見せる彼女の走りは、まさに圧巻の一言に尽きます。
ここからは、彼女が世界や日本のトップレベルでどのような衝撃的な記録を打ち立てたのか、具体的なエピソードと共に深掘りしていきます。
富士山女子駅伝で区間新!
記憶に新しい2024年12月30日開催の「富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)」において、山本釉未選手はその名を全国に轟かせました。
各大学のエースが集うこの大会で、彼女は勝負どころの4区(4.4km)を担当。
なんと、パリ五輪代表である山本有真選手(元名城大・現積水化学)が保持していた区間記録(13分55秒)を1秒更新する、13分54秒の区間新記録を樹立したのです!
レース展開も非常に熱いものでした。
日体大からわずか3秒差でタスキを受けた山本選手は、すぐに日体大、大東文化大との三つ巴の戦いに突入します。
並走が続く緊張感の中、2.7km手前でギアを一気に上げ、日体大の4年生エースとの一騎打ちへ。最後は強烈なスパート合戦を制し、トップで中継所へ飛び込みました。
レース後のインタビューでは、
「(区間新を)出せると思っていなくて素直にうれしいです。2人と競い合ったから出せた記録だと思う」
と、ライバルへの感謝を口にする謙虚な姿勢も多くのファンの心を掴みました。
全日本大学駅伝も区間新
富士山女子駅伝での活躍の前哨戦とも言える、2024年10月の「全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)」でも、山本選手は驚異的な走りを見せています。
この大会でも彼女は2区(4.0km)を任され、トップと2秒差でタスキを受けると、すぐに先頭に立ち独走態勢を築きました。
結果は12分41秒の区間新記録。
これは前年にチームの先輩である太田咲雪選手が作った記録を14秒も上回るタイムであり、2位のチームに20秒もの差をつける圧倒的な走りでした。
立命館大学の9年ぶり11度目の優勝は、間違いなく彼女のこの爆発的な推進力があったからこそ成し遂げられた偉業です。
U20世界陸上で6位入賞
国内だけでなく、世界を舞台にした戦いでも山本選手は確かな爪痕を残しています。
2024年8月にペルー・リマで開催された「U20世界陸上競技選手権大会」。
女子5000mに出場した山本選手は、アフリカ勢が上位を独占する過酷なレースの中、16分01秒54で6位入賞を果たしました。
特筆すべきは、これが「アフリカ勢以外でのトップ」という成績であることです。
実はこの大会中、彼女は慣れない海外の環境で胃腸を壊すというアクシデントに見舞われていました。
水や食事に細心の注意を払っていたにも関わらず体調を崩してしまったそうですが、そんな逆境の中でも世界6位という結果をもぎ取った精神力には脱帽です。
「この経験は世界で戦うということにおいて良い経験だった」と語る彼女の言葉からは、単なる大学生ランナーの枠に収まらない、世界を見据えたトップアスリートとしての覚悟が感じられます。
駅伝でのスピード、トラックでの勝負強さ、そして世界大会での経験。
全てを兼ね備えた彼女の進化はまだ始まったばかりです。
では、これほどまでに強い彼女は、一体どのような高校時代を過ごしてきたのでしょうか?
次は、彼女の原点とも言える高校時代の伝説的な走りに迫ります!
山本釉未の出身高校は名門・立命館宇治!
山本釉未選手の出身高校は、京都府にある女子駅伝の超名門校「立命館宇治高等学校」です。
彼女はこの名門校で、1年生の頃から主力として活躍し、3年生の時には絶対的エースとしてチームを全国3位の表彰台へ導くなど、まさに高校陸上界の中心人物として君臨していました。
「高校時代から既に完成されていた」とも言われる彼女の強さの秘密はどこにあったのか?
全国高校駅伝(都大路)やインターハイ予選での圧倒的な記録をもとに振り返ります。
全国高校駅伝エースの走り
高校生ランナーにとって最大の目標である冬の都大路、「全国高校駅伝」。
山本選手は、各校の最強ランナーが集う最重要区間「花の1区(6km)」を2年連続で任されるほど、チームからの信頼が厚い選手でした。
特に3年生となった2023年の大会では、チームのエースとして鬼気迫る走りを見せています。
強豪ひしめく1区において、トップと数秒差の区間2位という好走を見せ、チームに最高の流れを作りました。
この時の走りが決定打となり、立命館宇治高校は見事に総合3位に入賞し、表彰台に上がることができたのです。
実は2年生の時(2022年)も1区を走り、区間3位という素晴らしい結果を残しています。
体調や気象条件に左右されやすい長距離種目において、最もプレッシャーのかかる場面で常に100%以上の力を発揮できる。
この「勝負強さ」こそが、山本選手が名門校のエースたり得た理由でしょう。
インターハイ近畿2冠達成
山本選手の凄さは駅伝だけにとどまりません。個人のトラック競技においても、関西エリア(近畿地区)で無双の強さを誇っていました。
彼女は女子1500m決勝で、残り1周からロングスパートをかけ、4分17秒55という好タイムで優勝。
さらに3000mでも優勝を果たし、激戦区・近畿で「2冠」を達成したのです!
近畿地区(京都・大阪・兵庫など)は、全国でもトップクラスの激戦区として知られています。
ここで2種目を制することは、実質的に全国トップレベルの証明に他なりません。
当時のインタビューで彼女は、「1500mは自信がありませんでしたが、先生から自信を持って走れば大丈夫と言われた」と語っています。
自分の力を過信せず、常に挑戦者としての気持ちを持ちながら、レースでは冷静に勝ち切る。
また、同年の「全国男鹿駅伝」でも3区を走り、区間賞を獲得してチームを逆転優勝に導くなど、高校3年生の1年間はまさに「負けなし」に近い状態だったと言えるでしょう。
山本釉未の出身中学は大分県?上京の理由
山本釉未選手の出身中学は、大分県にある「大分市立城東中学校」です。
高校から京都の名門・立命館宇治に進学しているため、「関西出身なのかな?」と思っている方も多いようですが、実は彼女は大分県出身。
中学時代は地元の公立中学校に通っていました。
しかし、ただの中学生ではありません。
彼女はこの中学時代から既に全国区のランナーとしてその頭角を現しており、多くの陸上関係者が注目する存在だったのです。
そこには、少女が抱いた「ある強い憧れ」がありました。
山本釉未の中学は大分市立城東中学校
山本選手が通っていたのは、大分市内にある大分市立城東中学校です。
彼女の中学時代の実績を調べると、すでにこの頃から「別格」の強さを誇っていたことが分かります。
特に注目すべきは、中学2年生の時に出場した「全国中学校駅伝(全中)」での走りです。
2019年の全中駅伝で、彼女は各校のエースが集まる1区を走り、なんと区間3位という素晴らしい成績を残しています。
さらにその翌月、2020年1月の「都道府県対抗女子駅伝」では、中学生区間である8区を走り、見事に区間賞を獲得しました。
公立中学校の部活動でこれだけの結果を残していたのですから、当然、地元九州の高校からも多くのスカウトがあったはずです。
しかし、彼女が選んだ進路は、飛行機や新幹線を使わなければ帰れない、遠く離れた京都の地でした。
京都進学はエンジへの憧れ
15歳の彼女が、親元を離れてまで立命館宇治高校(京都)への進学を決めた最大の理由。
それは、「立命館のエンジのユニフォーム(Rの文字)に憧れ、日本一になりたかったから」です。
これは複数のメディアインタビューでも語られている有名なエピソードですが、彼女はずっとテレビで見ていた、あのエンジ色のユニフォームを着て走ることに強い憧れを抱いていたそうです。
立命館宇治高校といえば、胸に輝く「R」の文字がトレードマーク。
全国高校駅伝の常連であり、常に優勝争いを繰り広げる最強軍団です。
「強いチームで走りたい」「あのユニフォームを着て、都大路を駆け抜けたい」
その純粋かつ熱い想いが、彼女を突き動かしました。
地元でエースとしてちやほやされる道よりも、全国から猛者が集まり、レギュラー争いさえ過酷な「いばらの道」をあえて選んだのです。
ホームシックになることもあるでしょうし、怪我やスランプで苦しむこともあるかもしれません。
それでも彼女は「憧れ」を現実に変えるために、覚悟を決めて海を渡り(関門海峡を越え)、京都へとやってきました。
ただ「速い」だけでなく、自分の夢に向かってリスクを恐れずに飛び込める「強さ」。
山本釉未のかわいい画像やWiki風プロフィール
山本釉未選手は、その圧倒的な走力だけでなく、レース中の凛とした表情と、インタビューで見せるあどけない笑顔の「ギャップ」でも多くのファンを魅了しています。
SNSやネット上では「走っている姿がかっこいい」「笑顔がかわいい」といった声も多く、実力とスター性を兼ね備えた選手として注目度が急上昇しています♪
ここでは、そんな彼女の基本情報をまとめたWiki風プロフィールと、これまでに打ち立ててきた輝かしい自己ベスト記録(PB)を整理してご紹介します。
山本釉未Wiki風プロフィール紹介
山本選手の基本的なプロフィールをまとめました。
まだWikipediaには詳細な個人の独立ページが充実していない段階(※執筆時点)ですので、こちらの情報がファンの皆様の参考になるはずです。
#IH近畿
女子3000m
山本釉未選手(立命館宇治3京都)が9分11秒47でV‼️
1500mとの2冠🥇🥇残り1000mを2分57秒でカバー🔥池田悠音選手、大西桃花選手が🥈🥉
立命館宇治が表彰台を独占🥇🥉🥈✨ pic.twitter.com/jL95ZI55EY— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) June 18, 2023
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 山本 釉未(やまもと ゆうみ) |
| 生年月日 | 2005年9月26日 |
| 出身地 | 大分県 |
| 出身中学 | 大分市立城東中学校 |
| 出身高校 | 立命館宇治高等学校(京都) |
| 所属大学 | 立命館大学(2024年入学) |
| 専門種目 | 長距離走、駅伝 |
| チャームポイント | レース中の集中した表情と笑顔 |
出典:Wiki/山本釉未
出典:Lakes Magazine
彼女の魅力はなんと言っても、エンジ色(立命館カラー)のユニフォームが誰よりも似合うその姿です。
長い髪をなびかせて走る姿は非常に絵になり、特に駅伝でタスキをつなぐ瞬間の鬼気迫る表情は「かっこいい」の一言。
一方で、区間新記録を出した後のインタビューでは、19歳の大学生らしい謙虚で柔らかな笑顔を見せてくれます。
主な自己ベスト記録まとめ
山本釉未選手がこれまでにマークした主な記録(自己ベスト・区間記録)を一覧にしました。
特に大学1年目(2024年)の記録の伸びが凄まじいことが分かります。
【トラック種目 自己ベスト】
- 1500m: 4分17秒55(2023年 インターハイ近畿地区大会 優勝時)
- 3000m: 9分10秒台(高校時代の記録など)
- 5000m: 15分37秒38(2024年7月 ホクレン・ディスタンスチャレンジ)
【駅伝 主な区間記録】
- 全国高校駅伝(都大路):
- 2022年(2年) 1区:区間3位
- 2023年(3年) 1区:区間2位
- 全日本大学女子駅伝(杜の都):
- 2024年(1年) 2区:12分41秒(区間新記録)
- 富士山女子駅伝:
- 2024年(1年) 4区:13分54秒(区間新記録)
- U20世界陸上(ペルー):
- 5000m:16分01秒54(6位入賞・日本人トップ)
特に注目すべきは、5000mの15分37秒38というタイムと、駅伝での区間新連発です。
トラックのスピードをそのまま駅伝のロードでも発揮できる対応力の高さが数字からも読み取れます。
今後、学年が上がるにつれて筋力や持久力がさらに強化されれば、日本代表(日の丸)を背負ってオリンピックや世界陸上でメダル争いをする未来もそう遠くはないでしょう。
私たちは今、伝説の始まりを目撃しているのかもしれません。
まとめ:プロフィールと記録
- 2005年9月26日生まれ、大分県出身の19歳(執筆時)
- レース中の真剣な表情と、インタビューでの笑顔のギャップが魅力
- 5000mの自己ベストは15分37秒38(2024年マーク)
- 大学1年目で全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝の両方で区間新を樹立
- トラックのスピードと駅伝の勝負強さを兼ね備えたオールラウンダー
- 今後の日本女子長距離界を牽引する存在として、さらなる記録更新が期待される
ここまで、立命館大学の期待の星、山本釉未選手の驚異的な経歴について深掘りしてきました。
1年生にして大学駅伝界の勢力図を塗り替えてしまうほどの活躍ぶりには、驚きを通り越して感動すら覚えますよね。
特に、高校時代からの「エンジのユニフォームへの憧れ」を叶え、そのユニフォームで日本一の記録を出し続けているストーリーは、多くのファンの心を掴んで離さないでしょう。
最後に、山本釉未選手の重要ポイントを振り返ります。
【山本釉未選手の経歴・ポイントまとめ】
- 現在は立命館大学の1年生で、チームの絶対的エースとして君臨している
- 富士山女子駅伝(4区)と全日本大学女子駅伝(2区)の両方で区間新記録を樹立
- 出身高校は京都の立命館宇治高校で、全国高校駅伝(都大路)でも区間2位と活躍
- 出身中学は大分市立城東中学校で、中学生時代から全国大会で区間賞を取っていた
- 大分から京都への上京理由は「立命館のエンジのユニフォーム(R)への強い憧れ」
- U20世界陸上でも5000mで6位入賞(日本人トップ)を果たすなど世界レベルの実力
- レース中の真剣な眼差しと、普段の笑顔のギャップが「かわいい」と評判
これだけの才能とメンタリティを持った選手ですから、今後の進路や成長も本当に楽しみです。
次は大学駅伝での連覇、そして将来的には日の丸を背負ってオリンピックの舞台で駆け抜ける姿が見られるかもしれませんね。
これからも山本釉未選手の走りから目が離せません!




