【特定】かが屋加賀の愛用カメラとフィルム全網羅!Nikon一筋の理由と作例も紹介
お笑いファンの間で「かが屋・加賀翔さんの写真が凄すぎる」と話題になっています。
なぜ芸人である彼が、プロ顔負けの写真を撮り続けられるのでしょうか?
そこでこちらの記事では、かが屋加賀さんが愛用するカメラ機種(Z8・D800)やこだわりのフィルム(FM2)、そしてプロも唸る撮影テクニックや作例について、徹底的に深掘りしていきます。
- かが屋加賀の愛用カメラはNikon Z 8とD800!
- 手焼きまで行うフィルムカメラNew FM2へのこだわりとは?
- プロが絶賛する撮影テクニックと実際の作例
- Nikon一筋の理由と「レンズ沼」の全貌
Contents
かが屋加賀の愛用カメラ機材まとめ|Nikon Z8からレンズ沼の全貌
本気機材!Z8とD800
まず結論から申し上げますと、かが屋の加賀翔さんがメインで使用している愛機は、プロの現場でも最前線で使われているNikon Z 8と、長年の相棒であるNikon D800です。
これらは「趣味」の域を遥かに超えた、完全なプロ仕様の機材と言えます。
その証拠に、GENIC WEBの連載コラムなどでも、彼がNikon機を愛用している様子が度々紹介されています。
特にD800に関しては、まだブレイクする前にローンを組んで購入し、そこから約8年間も使い倒したという並々ならぬエピソードがあります。
本当に根性だけでやってた。本当に根性なんですよ。365日毎日(カメラを)持ってんですよ。
(引用:YouTube|【超絶テク禁断公開】かが屋加賀×憧れの天才写真家が語り合う!)
D800のようなフルサイズ一眼レフは、レンズを含めるとかなりの重量になります。
しかし、加賀さんは「撮りたい瞬間を逃したくない」という一心で、その重さを背負い続けてきたのでしょう。
この姿勢こそが、彼が多くの芸人仲間から信頼され、決定的な瞬間を切り取れる最大の理由なのだと確信しました。
最新のミラーレス機であるZ 8に移行してからも、その「写真への執念」は変わっていません。
つまり、加賀さんの写真は、最新技術の結晶であるZ 8と、苦楽を共にしたD800という二つの名機によって支えられているのです。
次は、そんなボディの性能を最大限に引き出す「レンズ」の数々について見ていきましょう。
レンズ沼!50mm/f1.2他
ボディへのこだわりもさることながら、加賀さんは完全に「レンズ沼」の住人です。結論から言うと、彼は撮影シチュエーションに合わせて、広角から超望遠まで、Nikonの最高峰レンズラインナップを揃えています。
具体的な所有レンズのエピソードについては、YouTubeチャンネル「偏愛界隈」での対談で詳しく語られています。
所有リストの一部を挙げると、以下のようになります。
- NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S:メインで使用頻度が高いレンズ。
- NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S:出雲大社の大注連縄(しめなわ)が入り切らなかったため購入。
- NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR:横浜アリーナや日本武道館でのライブ撮影で距離が足りず購入。
- NIKKOR Z 50mm f/1.2 S:彼が「魔法がかかる」と絶賛する憧れのレンズ。
特筆すべきは、レンズを購入する動機が非常に具体的で現場主義である点です。
「しめ縄が全部入らないから広角を買う」
「先輩の晴れ舞台である武道館で、遠くからでも表情を撮りたいから超望遠を買う」
これは完全にプロカメラマンの思考回路ですよね。
出雲大社に行かせてもらった時に、大注連縄が撮れなかったんですよ。(中略)これはもうちょっと広角欲しいなと思って14-24買って。
(引用:YouTube|【超絶テク禁断公開】かが屋加賀×憧れの天才写真家が語り合う!)
このエピソードを聞いて、私は非常に感銘を受けました。多くの人は「撮れないから諦める」か「スマホの広角で済ませる」ところを、加賀さんは「撮るために機材を投資する」という選択をしています。
特に50mm f/1.2について語る時の「これさえあれば何でも魔法がかかる」「トロトロのボケ」という表現からは、写真表現への純粋な喜びが伝わってきます。
機材を集めること自体が目的のコレクターではなく、あくまで「撮りたい画」のために機材を揃えている点が、非常に好感が持てます。
次は、そんな本気装備とは打って変わって、日常を切り取るためのカメラをご紹介します。
日常の相棒はNikon Z f
プロ仕様の機材を持つ一方で、加賀さんが日常のスナップ撮影で愛用しているのが、クラシックなデザインが魅力のNikon Z fです。
Pen Onlineのインタビュー記事などによると、彼はこのカメラにオールドレンズやマニュアルレンズを装着し、あえて不便な操作感を楽しんでいるようです。
Z fは見た目がおしゃれなだけでなく、ダイヤル操作でシャッタースピードやISO感度を調整できるため、「写真を撮っている」という実感を強く得られるカメラです。
加賀さんは動画内で「マニュアルフォーカスで撮るようになってから、写真が変わった」と語っていました。
オートフォーカスなら一瞬でピントが合うところを、自分の目で確かめながらピントリングを回す。
便利すぎるカメラを使っていると、つい「作業」のようにシャッターを切ってしまうことがあります。
しかし、加賀さんのようにあえて手間をかけることで、一枚一枚の写真に対する愛着が変わってくるのだと改めて気付かされました。
以上のように、加賀さんは用途に合わせて最適なNikon機を使い分けています!
かが屋加賀の愛用フィルムカメラ|名機New FM2と暗室手焼きへのこだわり
名機New FM2を選ぶ理由
デジタルカメラだけでなく、加賀さんはフィルムカメラにも深い造詣を持っています。
愛用しているのは、Nikonの歴史に残る名機New FM2です。
QJWebのカメラ部コラムによると、彼は先輩から譲り受けたこのカメラでフィルムデビューを果たしました。
New FM2は完全機械式のカメラで、電池がなくても写真が撮れるほど頑丈な作りをしています。
デジタル全盛の今、なぜフィルムなのか?
それは「撮れているかどうかわからないドキドキ感」と「一枚の重み」にあるようです。
デジタルなら何千枚でも失敗できますが、フィルムは枚数に限りがあり、現像するまで結果が分かりません。
加賀さんは、この制約を不便とするのではなく、写真の楽しさの一部として受け入れています。
フィルムも高くなるのに、ちょっとなとか思いながら。(中略)あれは沼っすよね、絶対。
(引用:YouTube|【超絶テク禁断公開】かが屋加賀×憧れの天才写真家が語り合う!)
動画では、中判カメラ(プラウベルマキナなど)への憧れを語りつつも、昨今のフィルム価格高騰に悩むリアルな一面も見せていました。
それでもフィルムを使い続けるのは、デジタルでは決して出せない粒状感や空気感、そして「写真を撮る行為そのもの」への愛があるからこそでしょう。
自宅で手焼きする暗室作業
加賀さんの写真への情熱が「異常」とも言えるレベル(褒め言葉です!)なのが、自身で現像・プリント(手焼き)まで行っているという点です。
Co-Magazineのインタビューなどでも触れられていますが、彼は単に撮影するだけでなく、暗室(ダークルーム)に入り、自分でフィルムを現像し、印画紙に焼き付ける作業まで行っています。
通常、私たちアマチュアは撮影までを行い、現像はお店にお任せするのが一般的です。
しかし、「手焼き」は、現像液の温度、浸す時間、露光時間など、すべてを自分でコントロールする必要があります。
これは、料理で言えば「野菜を育てるところからやる」ようなもので、途方もない手間と知識が必要です。
自身でプリントした写真を写真展で展示するなど、その活動は完全に写真家のそれです。
「自分の表現したい色やコントラストを、最後の最後まで自分で責任を持ちたい」という、アーティストとしての矜持を感じずにはいられません!
かが屋加賀の写真がプロに評価される3つの理由
芸人だから撮れる距離感
加賀さんの写真がなぜこれほどまでに人の心を動かすのか。その最大の理由は、被写体である芸人仲間との「関係性」が写り込んでいるからです。
ENCOUNTER MAGAZINEの記事でも語られていますが、プロのカメラマンであっても、芸人さんの楽屋や舞台袖の「完全なオフ」に入り込むことは容易ではありません。
しかし、加賀さんは同じ「芸人」としてそこに存在しているため、カメラを向けても相手が警戒せず、素の表情を見せてくれます。
ここ(楽屋裏など)で見れるのって、カメラマンじゃなくて芸人だけなんで。(中略)これは文句言えないじゃないですか。絶対に誰が見ても。
(引用:YouTube|【超絶テク禁断公開】かが屋加賀×憧れの天才写真家が語り合う!)
動画内で紹介された「阿佐ヶ谷姉妹が出番を間違えて戻ってきた瞬間」の写真などは、まさにその象徴です。
緊迫感とユーモアが同居するその瞬間は、外から来たカメラマンには絶対に撮れません。
加賀さんの写真は、単にピントが合っているとか構図が綺麗というだけでなく、「この人を撮りたい」「この瞬間を残したい」という愛情が、レンズを通して被写体に伝わっているからこそ、あんなに優しい表情が返ってくるのではないでしょうか。
ブレッソンに学ぶ決定的瞬間
加賀さんの写真は、ただの仲良しスナップではありません。そこには明確な「美学」が存在します。
彼は「決定的瞬間」という概念を提唱したフランスの巨匠、アンリ・カルティエ=ブレッソンに強い影響を受けています。
Fikaのインタビューによると、彼はブレッソンの写真集を見て構図やタイミングを研究したそうです。日常の何気ない風景を、幾何学的で美しい構図の中に収める。
動画内でも、建物の反射光をライティング代わりに利用したり、寝転がってローアングルから撮影したりと、その場の環境を瞬時に判断して利用する様子が語られていました。
これは「ただ漫然と撮る」のではなく、「どう撮れば美しくなるか」を常に計算している証拠です。
知識と感性が融合している点が、彼の写真が玄人受けする理由でしょう!
ニコン役員公認の実力
そして、その実力はメーカー公認です。なんと、Nikonの役員の方から「プロカメラマンを名乗って支障がない」という言葉を頂いたという逸話があります。
Wikipediaの人物紹介にも記載されていますが、これは最大級の賛辞です。
カメラメーカーにとって、自社のカメラを使ってくれる有名人は広告塔としてありがたい存在ですが、技術的に認められるというのは全く別の話です。
実際にNikonの公式メディアで連載を持ったり、プロ写真家と対談したりしている実績が、その信頼性を裏付けています。
一人の「写真家・加賀翔」として、企業からも世間からも認められているのです。
かが屋加賀が撮影した芸人たちの作例と評判
写真集『芸人地図』の魅力
加賀さんの写真活動の一つの到達点とも言えるのが、写真集『芸人地図』です。
PR TIMESのプレスリリースにあるように、これは雑誌連載をまとめた一冊ですが、単なるタレント名鑑ではありません。
それぞれの芸人が持つ「空気感」や「人生」までもが写し出されています。
ページをめくると、テレビで見る爆笑必至の顔だけでなく、ふとした瞬間の哀愁や、真剣な眼差しに出会えます。
「芸人って、こんなにカッコいい生き物なんだ」と再確認させてくれる、そんな写真集です。
それほどまでに、被写体へのリスペクトが溢れています!
SNSで話題の芸人オフショ
YouTube動画やSNSで特に話題になった、具体的な作例のエピソードを紹介します。
これらを知ると、彼の写真を見る目が変わるはずです。
一つ目は、空気階段・水川かたまりさんとお子さんの写真です。
加賀さんはこの写真を撮るために、地面に寝転がり、泥だらけになりながらローアングルで撮影しました。
僕は汚れることを気にしないってことをアドバンテージにしてるんで。
(引用:YouTube|【超絶テク禁断公開】かが屋加賀×憧れの天才写真家が語り合う!)
子供と同じ目線で撮られたその写真は、親子の温かい絆が伝わる傑作となり、加賀さん自身も「大傑作」「幸せになってほしい先輩第1位」と語るほど思い入れの強い一枚です。
二つ目は、ヤーレンズのお二人の写真です。
メガネをかけた二人のレンズに、向かい側の景色が反射して写り込んでいるという、非常にクリエイティブな一枚。
しかしこれは、建物の外壁の反射を計算して撮った自然光の写真です。
偶然を味方につけ、それを技術で作品に昇華させる。
ここまで、かが屋加賀さんの愛用カメラ機材と、その写真が評価される理由について詳しく解説してきました。
単なる「趣味」の領域を超え、機材への投資、暗室での現像、そして被写体への深い愛情。
これら全てが揃っているからこそ、加賀さんの写真は私たちの心に強く響くのでしょう。
記事のまとめ
今回紹介したかが屋・加賀翔さんのカメラ愛は、単なる機材マニアの枠を大きく超えた、表現者としての魂そのものでした。
365日欠かさず重い一眼レフを持ち歩く「根性」と、撮りたい瞬間のために妥協なく機材を投入する「覚悟」。
そして、手間のかかる暗室作業まで自ら行う「探究心」。
これらが組み合わさって初めて、あの温かくも芯のある写真が生まれていることが分かりました。
特に、同じ芸人だからこそ踏み込める「距離感」と、アンリ・カルティエ=ブレッソンに裏打ちされた「構図」の融合は、私たちも参考にしたい最大のポイントです。
- 愛用機材はプロ仕様のNikon Z 8と名機D800、レンズは大三元や50mm f/1.2など妥協なし。
- フィルムはNew FM2を使用し、撮影だけでなく暗室での手焼きまで行う徹底ぶり。
- 写真が評価される理由は、芸人ならではの距離感とブレッソンから学んだ決定的瞬間の美学。
- Nikon役員も公認する実力で、写真集『芸人地図』やSNSでの作例も大絶賛されている。
これからカメラを始める方も、すでに楽しんでいる方も、彼のストイックかつ愛情深いスタイルから学べることは多いはずです。
ぜひ加賀さんのように、自分だけの「決定的瞬間」を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




