中田璃士の父はコーチで母はイギリス人！兄弟や家族構成を詳しく紹介
中田璃士（なかた・りお）選手は、今注目の若手フィギュアスケーター。
2024年のジュニアグランプリファイナルで金メダルを獲得し、日本の次世代エースとして名乗りを上げました。
そんな彼を育んだのは、元スケーターの父とイギリス人の母、そして同じくスケーターの弟を持つ、まさに“フィギュア一家”。
本記事では、父・誠人さんの経歴やコーチとしての指導法、母・ホリーさんとの国際色あふれる家庭環境、弟・序珠亜くんとの兄弟関係など、中田璃士選手の家族構成と成長の裏側を徹底解説します。
彼の才能は、偶然ではなく家族の支えの中で育まれてきたものだったのです。
中田璃士の父は元人気スケーターでMFアカデミーのコーチ！
中田璃士（なかた・りお）選手の金メダルの快挙を語るうえで、父・中田誠人（まこと）さんの存在は欠かせません。
父・誠人さんは、かつて全国大会でも活躍した元フィギュアスケーターであり、現在は息子の専属コーチとして、二人三脚で世界の舞台に挑み続けています。
元スケーターとしての実績と経歴
中田誠人さんは福岡県北九州市出身で、2001年の全日本ジュニア選手権で3位という成績を残しています。
全日本選手権にも4度出場し、全国トップレベルで戦っていた実力者です（Wikipedia）。
競技引退後は、ロイヤルカリビアンのクルーズ船上のアイスショーに出演。
ここで現在の妻・メイソン・ホリーさんと運命的な出会いを果たしました。
さらに、お父さんは2008年から2011年までは日本の名門アイスショー「プリンスアイスワールド（PIW）」のメンバーとして活動し、エンターテインメント性にも長けたスケーターだったのです（Olympics.comインタビュー）。
その後、指導者へと転身し、現在はMFフィギュアスケートアカデミーのアシスタントヘッドコーチとして活躍。
千葉・南船橋の「三井不動産アイスパーク船橋」に拠点を移し、息子の璃士選手を週6回の厳しい練習で育て上げています（MyFuna公式記事）。
父から息子へ受け継がれる「パイレーツ・オブ・カリビアン」
中田親子の関係性で特に印象的なのが、“同じ楽曲”を使った演技へのオマージュです。
2024年シーズン、中田璃士選手がフリースケーティングで選んだのは、父・誠人さんがかつて使っていた「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
そして驚くのはここから。
璃士選手は、祖父母の家の物置から父の昔の衣装を見つけてこっそり持ち帰り、ジュニアグランプリ中国大会の表彰式で着用したのです。
「この衣装を着て、父を驚かせたかったんです」
（Olympics.comより）
コーチと父の二面性
スケートリンクではコーチとして、家では父として――中田誠人さんは二つの顔を持って息子を育てています。
インタビューでは璃士選手自身が、
「うまくいかないと、父の機嫌が悪くなって家でも空気がピリピリするんです（笑）」
（Olympics.com記事より）
と語っていました。
これはどの親子にも共通する“あるある”かもしれません。
指導者としての“戦略”と、父親としての“温かさ”
中田璃士選手がまだ小さな頃、スケートの「バッククロス」の練習を嫌がっていたときのこと。
また、母ホリーさんと協力し、大好きなアニメ『妖怪ウォッチ』のグローブを餌にジャンプの練習を促すなど、ゲーム感覚でモチベーションを育てる方法も工夫していたとのこと（朝日新聞フォト）。
中田璃士の母はイギリス・ウェールズ出身！
フィギュアスケート界の新星・中田璃士（なかた・りお）選手の活躍は、国内外から注目されています。
その卓越した技術や表現力の背景には、バイリンガルな家庭環境と国際的な感性が大きく影響しているようです。
特に注目したいのが、璃士選手の母・ホリー・メイソンさんの存在です。
彼のインタビューやエピソードには、たびたびこの英国出身の母親が登場し、家庭内の独特な雰囲気を感じさせてくれます。
イギリス・ウェールズ生まれの母・ホリーさん
彼女はもともと、ロイヤル・カリビアン・クルーズ船上でマッサージセラピストとして働いていたという経歴の持ち主。
その船で、中田璃士選手の父・誠人さんと出会いました。
「母によれば、父がいつも階段で寂しそうにゲームをしていたので話しかけたのが最初だったそうです」
（璃士選手談）
母の国で生まれ、日本で育つ
璃士選手は、ホリーさんの母国であるウェールズの首都・カーディフで誕生。
しかし生後間もなく日本に移り住み、千葉県を拠点に成長しました（Olympics.comより）。
家庭内では、ホリーさんの影響もあり、英語が“公用語”として使われているそうです。
まさに自然な形でバイリンガル教育が実践されてきたということですね。
英語の環境で育ったことは、国際大会でのインタビュー対応や、海外選手との交流にも活きているようで、例えば2024年のユースオリンピックで親しくなったアメリカのジェイコブ・サンチェス選手と、ネックレスとパーカーを交換した友情エピソードなども、言語の壁を感じさせませんでした（日刊スポーツ公式記事）！
スケート未経験でも“最強のサポーター”
ホリーさん自身はスケート経験者ではないようですが、璃士選手の練習に対するモチベーション管理に大きな役割を果たしています。
たとえば、璃士選手がまだジャンプを覚えたての頃、どうしても欲しかった「妖怪ウォッチの手袋」を買ってもらうために、スケート用語を知らない母を相手に「これはサルコウだよ！」と嘘をついたという笑えるエピソードもあります。
「母はスケートのことをよく知らなかったので、シングルジャンプを跳んで“これがサルコウだよ”って言って手袋をもらったんです（笑）」
（Olympics.com公式インタビュー）
このエピソードに象徴されるように、母ホリーさんのスタンスは“知識はなくても愛情と応援で支える”という姿勢。
実際、最近の大会では「この2年での成長が早いと感じている」「試合を見るのが楽しみ」と語っており、璃士選手の精神的な支えになっていることは間違いありません（MyFuna公式記事）。
ホリーさんが家族にもたらした“異文化融合”の強み
ホリーさんの存在は、中田家に異文化を取り入れる大きな要素となっています。
英語と日本語が飛び交う日常は、璃士選手の国際感覚や表現力にも影響していると感じます。
実際、彼の演技には「日本人離れした表現力」や「舞台のような動き」を感じるというファンの声も多いです。
それは、幼少期からアニメ、海外映画、音楽など、さまざまな文化に触れてきた環境によるものでしょう。
特に2024年シーズンのフリープログラム「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、父の影響だけでなく、映画の登場人物のロールプレイを意識した表現も見事でした。
陽気なジャック・スパロウ、ロマンチックなウィル・ターナー、最後には“自分自身”として戦う構成など、演技に物語があるのです。
中田璃士の兄弟や家族構成！
フィギュアスケート界のホープとして大きな注目を集めている中田璃士（なかた・りお）選手。
その才能の裏には、スケート一家ならではの温かい絆があります。
実は璃士選手には7歳年下の弟・序珠亜（じょしゅあ）くんがいて、なんと彼もすでにフィギュアスケーターとしてリンクに立っています！
璃士（りお）くんは17歳で、序珠亜（じょしゅあ）くんは小学5年生の10歳です！※2025年12月時点
中田家の家族構成や、兄弟の心温まるエピソードまで、たっぷりとご紹介します。
弟・序珠亜くんは10歳で全日本ノービスに初出場！
璃士選手の弟・中田序珠亜（じょしゅあ）くんは、2025年10月に開催された全日本ノービス選手権のノービスBクラスに初出場。
当時10歳で、初の全国大会ながら53.03点で8位入賞という見事な結果を残しました（日刊スポーツ公式記事）。
大会では得意の2回転フリップや2回転-1回転の連続トウループなど、基本技術をしっかり決めての演技。しかも驚くべきは、演技中ずっと笑顔だったことです。
「1番良かったところは、最後まで笑顔でパフォーマンスできたところです」と序珠亜くんはコメント。
（日刊スポーツ）
この言葉からも、フィギュアスケートが彼にとって「楽しいもの」であることが伝わってきますね。
おさがりの衣装でリンクに立つ姿に兄も父も笑顔
この大会で序珠亜くんが着ていたのは、なんと兄・璃士選手のおさがりの衣装。
同じリンクで活躍する2人が、衣装までも引き継ぎながら競技に挑む姿に、どこか胸が熱くなります。
応援に駆け付けた璃士選手は、「まあまあです」とニヤリと笑顔。
父・誠人コーチも「頑張っていましたね」と語っていました。（同上記事）
この家族の温かいやりとりからは、「スケートが生活の一部」であること、そして兄弟で夢を追いかける姿が垣間見えます。
実は一度スケートをやめたことも…でも兄の4回転に憧れて再開！
序珠亜くんがスケートを始めたのは、璃士選手と同じく3歳のとき。
ですが、実は一時期スケートから離れていた時期がありました。
そんな彼をリンクに戻したのは、兄・璃士選手のジャンプだったそうです。
「璃士が4回転を跳んでいて、僕も将来は有名人になりたいから」と語り、小学3年生で再びスケートを再開
（日刊スポーツより）
中田璃士の家族構成は4人！
中田家は、父・誠人さん、母・ホリーさん、長男・璃士選手、次男・序珠亜くんの4人家族。
まさに“スケート一家”という表現がぴったりです。
- 父：中田誠人さん（1983年生まれ）元全日本ジュニア選手権3位の元スケーター。現在はMFアカデミーのコーチで璃士選手の指導を担当（Wikipedia）。
- 母：ホリー・メイソンさん（1988年頃生まれ）イギリス・ウェールズ出身のマッサージセラピスト。英語を家庭内で使用し、バイリンガル環境を作る存在（Olympics.com）。
- 長男：中田璃士選手（2007年生まれ、17歳）ジュニアグランプリファイナル2023金メダリスト。全日本選手権2024では2位に輝いた注目の若手（MyFuna記事）。
- 次男：序珠亜くん（2015年生まれ、10歳）2025年の全日本ノービスBに初出場。おさがり衣装で兄と同じリンクに立ち、笑顔の演技で会場を魅了。（日刊スポーツ）
家庭内は英語＋日本語のミックス！多様な文化が個性を育てる
中田家はバイリンガル家庭で、家庭内の会話は基本的に英語が中心。
父の日本的な精神論と、母の海外的な感性がミックスされた「グローバルな感性の土壌」が、璃士選手にも序珠亜くんにも共通して見られる魅力です。
特に璃士選手は、海外選手との交流やインタビュー時にも英語を自然に使えるため、国際大会でも堂々とした振る舞いができるのは大きな武器。
弟の序珠亜くんも、同じように育っていくのでしょう♪
将来は“兄弟でオリンピック”も？フィギュア界の夢コンビに期待
もしこのまま順調に成長していけば、将来的には兄弟そろって五輪出場という可能性もゼロではありません。
男子フィギュアスケートにおいて兄弟で活躍する選手は非常に珍しく、それが実現すれば日本スケート界に新たな歴史が生まれることでしょう。
現時点ではまだノービスの序珠亜くんですが、明るく堂々と演技できるメンタル、兄のようになりたいという目標意識、そして支えてくれる家族の存在……そのすべてが整っていますね。
記事のまとめ
中田璃士選手の活躍の裏には、スケートに人生を捧げた父・誠人さん、温かく見守る英国人の母・ホリーさん、そしてリンクデビューを果たした弟・序珠亜くんの存在がありました。
英語と日本語が飛び交う家庭で培われた国際感覚、兄弟で互いに刺激し合う環境、そして家族全員でスケートに向き合う姿勢は、璃士選手の表現力やメンタル面にも大きな影響を与えていると感じます。
これからさらにステージを上げていく中田璃士選手にとって、この家族こそが最大の原動力。将来、兄弟で世界の表彰台に立つ日もそう遠くはないかもしれません！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
